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東京都現代美術館 / NADiff contemporary

2024.08.01

8月3日より東京都現代美術館で開催される「日本現代美術私観:高橋龍太郎コレクション」展に奈良の作品が展示されることから、会期中、ミュージアムショップ NADiff contemporary にて、N’s YARDオリジナルグッズの一部取扱いがございます。

展覧会情報

日本現代美術私観:高橋龍太郎コレクション

 東京都現代美術館ではこのたび、「日本現代美術私観:高橋龍太郎コレクション」展を開催する運びとなりました。高橋龍太郎コレクションは、現在まで3500 点を超え、質・量ともに日本の現代美術の最も重要な蓄積として知られています。本展は、1946 年生まれのひとりのコレクターの目が捉えた現代日本の姿を、時代に対する批評精神あふれる作家たちの代表作とともに辿ります。
 本展が手がかりとするのは、戦後世代のひとつの顔としての高橋龍太郎の視点です。団塊の世代の始まりとして育った彼は、全共闘運動に参加し、文化と政治が交差する東京の60 年代の空気を色濃く吸い込んだのち、精神科医としてデイケアをはじめとする地域医療の推進に尽力します。その活動が軌道に乗った1990 年代半ばより日本の現代美術のコレクションを開始し、現在に至るまで作品を収集してきた高橋は、現代美術の動向を受け手として内側から観察し、表現者とは異なるかたちでその重要な部分を体現してきた存在といえるでしょう。本展では、高橋龍太郎コレクションの代名詞ともいえる1990 年代から2000 年代にかけての日本の自画像のような作品群だけでなく、東日本大震災以降に生まれた新たなコレクションの流れを、時代の感覚の変化を映し出したものとしても紹介します。
 高橋龍太郎コレクションの形成は、1995 年に開館した東京都現代美術館の活動期と重なっています。東京という都市を拠点に形成されたこの二つのコレクションは、互いに補完関係にあるといえるでしょう。一方それは、バブル崩壊後の日本の、いわゆる「失われた30 年」とも重なっています。停滞する日本社会に抗うように生み出されたこれらの作品を、高橋は「若いアーティストたちの叫び、生きた証」と呼びます。本展は、東京都現代美術館がこれまで体現してきた美術史の流れにひとつの「私観」を導入しつつ、批評精神にあふれる日本の現代美術の重要作品を総覧する、貴重な機会となるはずです。

東京都現代美術館プレスリリース
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展覧会概要
  • 会期:2024 年8 月3 日(土)~ 11 月10 日(日)
  • 休館日:月曜日(8/12、9/16、9/23、10/14、11/4 は開館)、8/13、9/17、9/24、10/15、11/5
  • 開館時間:10:00−18:00(展示室入場は閉館の30 分前まで)※8 月の毎金曜日は21:00 まで
  • 観覧料:一般2,100 円 / 大学生・専門学校生・65 歳以上1,350 円 / 中高生840 円 / 小学生以下無料
  • 会場:東京都現代美術館 企画展示室 1F / B2F(東京都江東区三好4-1-1)

東京都現代美術館:https://www.mot-art-museum.jp/

ミュージアムショップ
「NADiff contemporary」

現代アート関連書籍をはじめ、多様なアーティスト、クリエイターによるユニークなプロダクトを取り揃えます。現代アートのスピリットを持ち帰ることができる「ここでしか出会えないモノ・コト」を、発見、体験するミュージアムショップです。展覧会図録やMOT オリジナルグッズなども販売しています。

NADiff contemporary:http://www.nadiff.com/?page_id=180

この機会にぜひ足をお運びください。

*グッズは在庫がない場合もありますのでご了承ください。